大人のニキビ肌さんに贈るスキンケア実録
なんと一年近く…?放置してしまいました。なんてこった。
今回は推しごとには一見関係のない、でも推しと接触する機会のあるオタクにはめちゃくちゃ切実な、美容について実録です!
推しごとしてる人でも手の届く価格帯のアイテムと、それを使ったケアをご紹介します。
まずは座学から。
「いや細々したことや小難しいことはいいから、早くおススメ教えてよ!」
はやる気持ちは痛いほどわかりますが、細々した小難しい知識がないと、合うスキンケア用品を選ぶことも難しいんですよ…。
ダイエットも美肌も、努力が大事。ちょいとお付き合いください。
今回の被験体はもちろん私。
推しがお稽古やら他のお仕事やらで約2ヶ月まるっと現場がなかったので、その間にあれこれ調べ試してみました。
現場ある時に試しちゃうと…万一合わなかった時に…ただでさえニキビ辛いのに悪化するじゃん…?困るじゃん…?
それは推しがこっち見てるとかそういう、いわゆる「オタク自意識過剰乙」的な意味ではなくて、単純に、「推しの現場行くのに自分の見た目が自分の納得いくように整えられてないのが耐えられない」っていう自分の都合の方の話です。
というわけで、まずは私の肌のスペックを。
・頰や顎にニキビができる
・ホルモンバランスとストレス、肉体的な疲労によって悪化する
・顔面は基本的に油田
・その割に冬は頰の辺りに乾燥を感じる。ただし粉を吹いたことは人生において一度もない
・スキンケア用品の相性が分かれる
こんな感じ。
端的に言うと、混合肌。一番めんどくさいタイプです。
そんな肌スペックの私の実録で「これは効果があったぞ!!!」っていうのをご紹介するので、以下の方は多分合わないです、申し訳ない。
・乾燥性敏感肌の方
・乾燥肌の方
・天然成分が合わない方
というわけで、混合肌でニキビの出来やすい方のご参考になれば!!!
目指せニキビ撲滅ツルツルお肌ー!おー!!!
※あくまで個人の実体験と感想を基にした記事です。効果やお肌トラブルが起きないことを保証していません
※お肌にピリピリ感を感じたら、症状が出る前に使用を中止してください
※ご使用は個人の責任でお願いします
※そもそも医師でも美容専門家でもないので、書いてあることには間違いがあることもあります。気になったことは鵜呑みにせず、各自おググりください。
めっちゃ頰やフェイスライン、顎にニキビ出来る混合肌、何が原因なの?
一言で言います。
乾燥です。
「いや、でも頰とかもテカるのに、何が乾燥なの?てか混合肌って頰は乾燥するんでしょ?私の顔面全体オイリーだけど。だから脂肌じゃない?」
こう思われた方。
そして、脂肌だと思ってそれ用のスキンケアをしているのに、いまいち改善しない…という方。
そもそも、皮脂分泌の激しい額と鼻は一旦置いておくとして、乾燥しやすいと言われる頰にも皮脂分泌が多いことに、疑問はありませんか?
イメージでいくと、額と鼻はオイリー、頰は乾燥してカサカサ…これが混合肌だと思っていないでしょうか。
そういう方もいるでしょうが、それだけではないんです。
乾燥を感じた頰が防護のために皮脂を分泌した結果、毛穴が詰まる。
このパターンもあるんです。
もともと、皮脂の分泌が少なめという方がいます。そういう方が乾燥肌の方です。
水はそのままだと蒸発しますが、水は油と混ざり合わないので、水分の上から油分で膜を張ることで、蒸発を防ぐ、つまり乾燥を防ぐことが出来ますね。乾燥肌の方は、化粧水を塗っても、自分の皮脂でそれを肌に留めておくことが出来ません。だからしっとりタイプの乳液で蓋をしてあげないと肌荒れしてしまいます。
が、混合肌は、なまじ皮脂の分泌がちゃんと出来ちゃうので、テカる。だから一見乾燥とは無縁に見えます。それに、「テカるから」という理由で、乳液を使わないとか、あぶらとり紙を使うとか、あるあるではないでしょうか。
し か し
それこそが乾燥、つまり皮脂分泌、ひいてはニキビを悪化させます。
乾燥を感じているから皮脂分泌が行われるのであれば、テカっているからといってそれを取ってしまったら、肌の水分をとどめていた油膜がなくなりますよね。ということは、水分は蒸発し放題、更に乾燥して、いっそう皮脂分泌が過剰になりません?
ベタつくからと乳液等を使わないのも、肌から水分が蒸発していってしまうのを防ごうとして、過剰な皮脂分泌が行われる原因になります。
なので、ニキビの出来やすい混合肌の方こそ、しっかり保湿してケアをするのが大事です!
また、顎やフェイスラインのニキビは、手や髪、衣類がよく触れるためでもあります。
なるべく触らない、顔に髪がかからないようにするなどしてみると、変わることもあります。
※ただし、思春期ニキビはまた違うので、思春期の方は思春期ニキビの退治方法をお調べください
※大人になっても頰ではなくTゾーンにニキビが多く出来る方は、混合肌ではなく、脂肌かもしれません。その場合も脂肌のためのスキンケアをお調べください
具体的に何が効くの?
まず、汚れをしっかりと落とすこと。クレンジングや洗顔です。ただし、落とすことに必死になって必要な水分や油分まで落としてしまうと皮脂の過剰分泌の原因になるので、注意しましょう。詳しくは後述「スキンケアのステップ」にて。
洗顔料は泥の入っているものがおススメ。しっかりと汚れを吸着してくれます。
そして水分。これは化粧水でバシャバシャ入れていきます。成分はお好みで。
それから、化粧水の水分を逃がさないための蓋として、乳液なりジェルなり。これも、成分はお好みで。
ここまでは鉄板です。
で、更にニキビ対策として加えたいのが、「ビタミンC」、そして「オイル」。
ビタミンCは、ニキビや口内炎等、炎症に有効な成分として非常に有名ですね。なので、ビタミンC、ビタミンC誘導体の入った化粧水や美容液を加えるととても効きます。
ただし、ビタミンCは人によっては刺激を感じたり、逆に乾燥を感じることがあるそうですので、ご注意を。使いすぎないことも大事です。
次に、オイル。
「いやいや、皮脂の過剰分泌で困ってるのにそこにオイル入れたら悪化するでしょ」と思われる方、めちゃくちゃ多いと思います。
そして、半分正解でもあります。でも半分は不正解です。
何故かというと、「オイルの成分による」からです。
某無印良品さんに行くと、スキンケアコーナーにたくさんオイルが並んでます。昨今、オイル美容なんて言葉も聞きますね。
先述した通り、乾燥肌の方は自分で皮脂分泌するのが難しいので、水分を逃さないためにオイルを使うのはとても有効ですし、選択肢も幅広いです。
…お察しですね。そう、混合肌の使えるオイルは、選択肢がめちゃくちゃ少ないのです。
具体的に言うと、お高くなく普通に手に入るものなら、2種類しかないです。
ですが、その2種類であれば、乾燥肌さんと同じように、水分を逃さないために使うことが出来ます。そうすれば乾燥を感じることも少なくなるので、結果として自分の皮脂を過剰に分泌することを抑えられるのです。
その2種類とは、「ローズヒップオイル」と、「ホホバオイル」。
オイルと聞くと、オリーブオイル、椿油、アーモンドオイルあたりが思い浮かぶ方が多いでしょう。
残念ながら、全部使えません。
何故かというと、それらのオイルには「オレイン酸」がとても多く含まれているからです。
オレイン酸とは、要するに人間の皮脂と同じ成分。
おわかりですね。つまり、ニキビを作るアクネ菌の大好物。
ただでさえ皮脂分泌が多く毛穴がつまりニキビが出来て困っているところに、潤いを閉じ込められるからといって、皮脂と同じものを更に塗ったら、アクネ菌は餌に大喜び、ニキビは悪化間違いなしです。
一度、保湿クリームとしてアーモンドオイルが主成分のもののサンプルを試しましたが、ピリピリとむず痒くなり、悪い予感がしてすぐに中止しました。
では、それらと、ローズヒップオイルとホホバオイルは、何が違うのか?
まずローズヒップオイルですが、ローズヒップオイルには、オレイン酸は少ししか含まれていません。
ローズヒップというと美容に良いハーブティーを思い浮かべる方も多いでしょう。そのイメージの通り、オイルとして抽出しても、美容には効果覿面です。
大きなポイントは、オレイン酸が少ない代わりに、リノレン酸とリノール酸という成分が含まれることです。これらは、人間の体内では作れない脂肪酸。
オメガ3とか最近よく聞きますよね。そういうやつです。
リノレン酸とリノール酸は、簡単に言うと傷や傷跡の治癒効果があります。つまり、ニキビの炎症を和らげて治したり、赤みを抑えたり、破裂したニキビの跡を治すのに有効だということです。
ただし、ローズヒップオイルは期限が短く、2ヶ月程度しかもちません。また、日に当たると光害が起こるため、寝る前のスキンケアにしか使えません。
また、オイルの中で一番値が張ります。
次に、ホホバオイル。髪のトリートメントの有効成分としてよく聞きますね。
ホホバオイルにはオレイン酸は含まれていません。ではリノレン酸やリノール酸が?
いいえ、違います。
そもそも、ホホバオイルは木からとれたワックス。なので、オイル化する前は固形です。
ですから、草花や果実を絞って抽出した他の植物油とは、そもそも全く違うものです。ですから成分も全く違い、ニキビが悪化するような成分は含まれていません。
ホホバオイルは保湿効果が高く、僅かながら日焼け止めの効果もあり、光害もないため、安全に使え、日中の保湿にはもってこいです。
また、お値段もお手頃です。
ならホホバオイルだけでも良いのでは、と思われるかもしれませんが、ニキビやニキビ跡を治すことを考えるなら、夜はローズヒップオイル、昼はホホバオイルがおすすめです。
スキンケア用品を選ぶ時の注意
スキンケア用品、たくさんあって選び方がわからない方もいると思います。
口コミでは良くても自分には合わない、というものもありますよね。その際、有効成分が合わないのか、添加物が合わないのかを見極めるのも難しいです。
そこで、ここでは大人ニキビに悩む混合肌さんが避けた方が良い成分を紹介します。
・アルコール
アルコールは安価なものに多く配合されています。ニキビ悪化の原因の一つ、刺激になるため、避けた方が良いです(私はアルコールが多いものがピリピリするので使えないです)。ただし、某キールズさんでお伺いしたところ、アルコールは保存料として配合する必要があるそうですので、成分表示を見て、下の方に書いてある程度なら気にしなくて大丈夫でしょう。最低限の選択ラインとして、上位に来ていなければ、刺激に感じにくくなると思います。
・界面活性剤
水と油は混ざり合いませんが、汚れには水汚れも油汚れもあります。それらをひっくるめて汚れを落とすのに有効なのが、界面活性剤。水という境目と、油という境目にそれぞれ働きかけ、混ざり合うようにする、それによって、ごっそりまとめて汚れを落とすことができます。洗顔フォームに配合されていることが多く、健康被害があるわけでもなく、安全に使用できる成分です。ですが炎症が起きている(起きやすい)ニキビ肌は、外的要因に非常に敏感なので、避けた方が無難です。
・鉱物油
石油から作られたオイルのことで、ミネラルオイルとかワセリンが代表です。もちろんスキンケア用品に使われているものはきちんと精製してあり、悪い成分というわけではありません。ただ、植物油と違い、栄養があるわけではないこと、そして、効能としては「油膜を張って保護する」ことが、避けた方が良い理由です。混合肌ももちろん水分を逃さないよう蓋をする役割を持つアイテムは必要ですが、鉱物油の場合、肌との親和性は強くなく、「油膜を張る」なので、混合肌さんの肌には、保護力が強すぎて肌が呼吸できないとか、毛穴づまりを引き起こしやすくなるということがあります。なので、避けた方が良いでしょう。
・植物油
先の項目で「オイル」について説明しましたが、それのことです。混合肌さんには合わない植物油が多くあるため、配合されている植物油の種類によっては避ける必要があります。混合肌さんが使える植物油は、「ローズヒップオイル」と「ホホバオイル」のみ。それ以外は避けましょう。ただし、配合量が少なければ問題なく使えることもあります。具体的には、成分表示の半分より下に表記されているなら、試してみてもいいと思います。
・防腐剤
いわゆる「パラベン」というやつです。これは、強い殺菌作用によってスキンケア用品自体を腐らせにくくし、開封後も安全に使うことが出来る状態に製品を保つために配合されています。ただし、混合肌さんにはこの成分が刺激になってニキビが悪化することがあります。なので、出来るだけパラベンフリーのものを使いましょう。しかしながら、パラベンフリーのものは、配合されいるものに比べ、「開封したあと、製品の酸化が早く、早めに使い切らないと、余計に肌に刺激を与える」ことがあります。なので、早めに使い切れるサイズを買うのがおすすめです。
混合肌にオススメのアイテムは?
お待たせしました!長い座学にお付き合い頂きありがとうございました。
それでは、上記を踏まえて「頰や顎、フェイスラインにニキビが出来やすい混合肌さん」におススメのスキンケア用品をご紹介します!被験体は私です。
【クレンジング】
ローズヒップオイルは開封から2ヶ月程度で使い切らないといけないのに、無印良品さんのは50ml。夜のお手入れで数滴使うだけではとても使いきれないので、クレンジングにも使えば、保湿効果があるので落としすぎることもなく、美肌成分も取り入れられて、早く使い切れて良いのでは?というわけで、ローズヒップオイルです。
結論としては、めちゃくちゃ良い。ちゃんとメイクが落ちるのにツッパリ感とか一切なし、他のクレンジング使ってた時とは、肌のハリとか艶とかもちょっと違う。使用期限がシビアなローズヒップオイルを早く使い切ることも出来るし、おススメです。
2ヶ月という期限や、毎日使う方はもっと早く買われることを考えると値が張りますが、お風呂上がりのスキンケアにも使うことと効果を考えれば、コスパは悪くないと思います。
メリット:ちゃんと落ちる、刺激がない、肌のハリ艶が良くなる
デメリット:使用期限が早い、値が張る
無印良品 マイルドアイメイクアップリムーバー
これは単純に私のアイメイクが濃いので、別でリムーバーが必要なため使っています。アイテープをつけまつげ用の糊で貼っていても、コットンでゆっくり染み込ませればちゃんと剥がれます。落ち切らない糊はそのあとの顔面全体のオイルクレンジングで落としてます。えぐいほど重ねづけした、ウォータープルーフかつお湯オフ出来ないマスカラもちゃんと落ちます。疲れてる時にゴリゴリメイクを落とすのでなければ、刺激も感じないです。
メリット:香料・鉱物油・パラベン・アルコールがフリー、コスパが良い
デメリット:パラベンとアルコールがフリーのため、早めに使い切る必要あり
NARS ジェントルオイルフリーアイメイクアップリムーバー
元々は無印のじゃなくこっちを使ってました。先述したゴリゴリのアイメイクがごっそりスルッと落ちます。落とす力はこっちの方が上だし、刺激も一切ないです。ただ、クレンジングにこのお値段をかけるのはキツイな…というわけで無印になりました。逆に言うと、お値段以外にデメリットはないので、お金に余裕がある方はこちらがめちゃくちゃおススメです。
メリット:オイルフリー、スルッと落ちる
デメリット:お値段が張る
【洗顔料】
5〜10月:LUSH AQUA MARINA(マリンに恋して)
ピンク色の泥で出来た洗顔料。泥がしっかりと汚れを落としてくれるのに、海苔など海のミネラルが入っているので、落としすぎて突っ張るとか乾燥することもなく、すっきりしてるのに潤いのある洗い上がりになります。もう2年くらい夏はこれ。暑くなって汗をかきはじめる5月から、乾燥を感じはじめる9月下旬〜10月ごろまでがおすすめです。冬に使うとちょっと強いんじゃないかな。私の場合、5月くらいになると夏にかけて洗顔後ピリピリするので、それを相談した結果、洗顔料の洗浄成分が強いのでは、ということで、これになりました。なので、これには洗浄成分は入っておらず、泡立ちません。もうちょっと落としたい人には、洗浄成分の入った固形石鹸版もあるので、そちらをお試しあれ。お値段…と思う方もいると思いますが、朝晩使うのではなく、こっちを夜、朝は、後述する洗顔料にする等もあり。1日1回使用で、250g2ヶ月くらいもちます。
メリット:洗い上がりがすっきりしていて潤いもある
デメリット:値が張る、使用期限が短い(3ヶ月)
11月〜4月:LUSH Let The Good Times Roll(毎日が晩餐)
とうもろこしで出来た細かなスクラブ入りのペーストタイプの洗顔料。泥は入っていないので、乾燥した冬の肌から必要な水分や油分を落としすぎることはありません。その分、汚れを落とすのはスクラブで、更にオイルで潤いを閉じ込め、すっきりだけどしっとりとした洗い上がりになります。これも洗浄成分は入っていません。冬でもお風呂上がりに乾燥を感じにくい洗顔料です。
メリット:汚れを落とした上でしっとりとした洗い上がりで、乾燥を感じにくい
デメリット:値が張る、使用期限が短い(3ヶ月)
朝:ロゼット 洗顔パスタ アクネクリア
夜は汚れを落としつつおやすみ前の優しいスキンケアのためにLUSH、朝は、夜の油分や皮脂、ニキビの薬をしっかり落としたいということで、ロゼットと使い分けています。あとコスパのため…。
この洗顔料も泥(クレイ)で出来ていて、洗浄成分も入っています。なので、泡だてネットでしっかりと泡だてて使います。
洗い上がりはかなりすっきり。夜用の洗顔を切らしていて朝晩これを使った時、どうやら落としすぎと感じたのか、少し肌調子が下がりました。なので使いすぎに要注意。
だいぶ前から使っていますが、選んだ時に成分表示見たら、界面活性剤・パラベン・アルコールがフリーだった…気がするんですが、品物や公式サイトには明記されていないので、もしかしたら見慣れない成分名で配合されているかもしれません。
メリット:コスパが良い、着色料・鉱物油フリー
デメリット:朝晩使用だと落としすぎになることがある
【導入液】
無印良品 導入化粧液
化粧水の前に、化粧水が浸透しやすくするためのアイテム。刺激なく使えます。ツバキ種子エキスが入っていますが、上位というほどでないのと、オイルの状態ではないからなのか、特に問題なく朝晩使っています。
パラベンとアルコールがフリーなので、早く使い切る必要があるため、容量を選ぶ際は要注意。お試しの50mlは2週間くらいで使い切ったので、私は200mlを買っています。
メリット:香料・着色料・鉱物油・パラベン・アルコールフリー、トラベル用サイズがあるのでお試しが出来る
デメリット:パラベン・アルコールフリーのため早く使い切る必要がある
【化粧水】
イミュ ナチュリエ スキンコンディショナー ハトムギ化粧水
使ってる人がめちゃくちゃ多いハトムギ化粧水。ハトムギエキスには保湿、美白機能があり、また、エキスになる前の種の状態のハトムギの皮を向いたものは「ヨクイニン」と呼ばれていて、漢方ではイボ取りとか抗腫瘍効果がある生薬とされています。要するにできものをサヨナラバイバイしてくれる成分です。また、余計なものがあまり入っていないのも良い点で、何より価格が安く、バシャバシャ使いやすいです。ただし、配合量はかなり少ないですがアルコールの一種「エタノール」が含まれ、パラベンフリーではありません。が、私はニキビ全盛期から全く問題なく使えています。
メリット:できものを取れやすくする効果がある、配合成分が多くない、価格が安く気兼ねなく使える
注意点:成分表示下の方に「エタノール」記載がある、パラベン配合
無印良品 敏感肌用薬用美白化粧水 高保湿タイプ
ビタミンCとビタミンC誘導体の入った化粧水。基本的にビタミンC等が配合の化粧水は気兼ねなくバシャバシャ使えるほど安価ではないのと、ビタミンCが刺激になりうることを考え、使いすぎによる刺激を避けるため、ハトムギ化粧水をバシャバシャして水分を入れたあとに、オイルを混ぜて使っています。有効成分を効かせることを考えるとハトムギの前に使う方がいいのかもしれないけど、ビタミンCの刺激や乾燥の可能性を思うと、先にハトムギで水分入れてからの方が肌がびっくりしないかな…と考えてます。一回順番を逆にして試してみたい。名称は美白化粧水ですがニキビにも効果覿面。
パラベンとアルコールがフリーなので、早く使い切る必要があるため、容量を選ぶ際は要注意。お試しの50mlは2週間くらいで使い切ったので、私は200mlを買っています。
メリット:香料・着色料・鉱物油・パラベン・アルコールフリートラベル用サイズがあるのでお試しが出来る
デメリット:パラベン・アルコールフリーのため早く使い切る必要がある
【オイル】
朝:無印良品 ホホバオイル
先述した通りの理由と効果のため、朝はホホバオイル。美白化粧水に3滴ほど混ぜて使っています。ちなみに当然ですが成分は100%ホホバオイルです。冬に同じ使い方で乾燥を防げるのかどうかが今後の見どころ。なんなら髪のトリートメントにも手肌の潤いのためにもクレンジングにも使えるので、持っていて損は絶対にない。
メリット:香料・着色料フリー、常温保管でも保存期間が長い、トラベル用サイズがあるのでお試しが出来る
デメリット:多分ない
夜はローズヒップオイル。ローズヒップオイルは色々なスキンケアメーカーさんが出していますが、高価なものは本当に高価。例えば精製の仕方がもっと細かくて純度が高くて、その分効果も強い…のかもしれないけどオタクがかけれる金額ではないので、手頃な無印さんにしています。それでももちろん成分100%です。
夜にクレンジングとして使い、更に美白化粧水に5〜7滴くらい、贅沢に入れて使っています。私の場合は、これくらいならオイルが多すぎると感じることはないです。
ローズヒップオイルの使用期限が短いことは散々書いてきましたが、更に、保管の際は冷蔵庫に入れておく必要があります。常温だと酸化が早くなり、ただでさえ早い使用期限がもっと早くなるので、要注意。
メリット:ローズヒップオイルの中では安価なため試しやすい、ニキビ跡が薄くなったりニキビができても大きな炎症になりにくくなる、ハリ艶が良くなる
デメリット:酸化が早く保存期間が短いので、早く使い切る必要がある(2ヶ月程度)、光害があるため夜間しか使えない、要冷蔵保管
【美容液】
無印良品 敏感肌用薬用美白美容液
先述した化粧水と同じシリーズ。成分も殆ど同じです。化粧水2種類のあとにワンプッシュを顔全体に塗り込んでいます。
実は最初にスキンケア用品見直しで導入したのは、この美容液だけ。当時は導入液もオイルも美白化粧水も使っていませんでした。これだけでも随分ニキビが沈静化したので、スキンケアのステップが多すぎるのが嫌な方や、とりあえずお試ししてみたいという方は、まず普段のスキンケアにこれを加えるだけでもだいぶ調子が変わると思います。
ただ、私の母は使用して1週間程度で肌がピリピリするようになったので、やはりビタミンCの直塗りは合わない方もいらっしゃいます。ご注意を。
これ一本で1ヶ月〜1ヶ月半くらいもちます。
メリット:香料・着色料・鉱物油・パラベン・アルコールフリー
デメリット:ビタミンCが刺激に感じることがある、パラベン・アルコールフリーのため早めに使い切る必要がある
【ジェル】
イミュ ナチュリエ スキンコンディショニングジェル(ハトムギ保湿ジェル)
化粧水とシリーズでずっと使っている保湿ジェル。乳液は、夜は良いけど朝はメイクするのを考えるとベタつくし…ということで、ジェルを乳液代わりにしています。
ニキビ全盛期でも刺激を感じず使えました。
油分に頼らず潤いキープ、と謳っているのでオイルもフリーだと思いますが、オイルフリーとは書いていないので、気になる方は成分を調べましょう。
メリット:香料・着色料・アルコールフリー
デメリット:パラベン配合のため注意が必要
【スペシャルケア】
LUSH MASK OF MAGMAMINTY(パワーマスクSP)
ベースはペパーミントと泥、そこに細かく砕いた小豆の入ったスクラブ。 泥とスクラブで汚れをごっそり取りつつ、ハチミツも入っているのでしっとり潤い、ペパーミントでしゃきっとした仕上がりになります。
頻度は週一、使うと本当に肌がツルッとする。慣れてくると、「あ、そろそろパワーマスク使いたいな」と思うようになります。なんか肌の表面に老廃物とか溜まってる感じがする。
めちゃくちゃスッキリするのに全然しげきにならないのでとてもオススメ。ただし使用期限は4ヶ月と短い。
私は小さい方の125gで2〜3ヶ月保つので、大きいのは買えません。使用頻度や一度に使う量で容量を選びましょう。
メリット:とにかく肌の不要物が綺麗さっぱりなくなってすっきりする、毛穴づまりの原因が取れるのでニキビができにくくなる
デメリット:使用期限が4ヶ月
Kiehl's レアアースマスク
いわゆる、泥パック。暑くなってきて、小鼻の角栓があまりに気になりすぎて気が狂いそうになった時に行きつけのNARSのお姉さんに教えてもらいました。
これ単体で小鼻の角栓がごっそり取れるわけではないけど、使うと、詰まってる角栓がひょこっと顔を出してくれるので、お掃除がとってもしやすくなります。使ったあとに綿棒にオイルをつけて、白く飛び出てる角栓を毛穴の向きに沿って、ブラシでもかけるように優しくこすると、ごっそり取れます。使い続けていると、角栓が取れやすくなるのか、綿棒でのお掃除がめちゃくちゃ楽になります。人によっては、これだけで小鼻の角栓も取れるかもしれない。
小鼻以外のお肌の汚れは、お掃除必要なくこれだけでOK。
使用頻度は週2〜3で、1個で3ヶ月くらいは保ちます。
顔全体に広げたあと、顔が燃えるようにかーっと熱くなるけど、それは泥が密着して汚れを吸着してるから起こるそうなので、全く異常ではありません。本当に尋常じゃなく熱くなるので、その時点で合わないと思って辞めてしまう人多数だそうですが、耐えて使ってみてほしいです。
メリット:肌の老廃物や不要物が取れる、小鼻の角栓が取れやすくなる
デメリット:使用中に顔が熱くなるので異常だと感じやすい
LUSH フレッシュフェイスマスク CATASTROPHE COSMETIC(ベリーお元気?)
推しとの接触の前に使うスペシャルケア。こっちは5月〜9月下旬くらいまでの、汗をかく時期に使っています。
消炎作用と、赤みを抑える効果と、紫外線ケアの効果があるマスクです。何が言いたいかというと、「ニキビを沈静化し、ニキビ跡の赤みを抑えてくれる」効果がすごいということ。
接触イベントの日から換算して4日前から、毎晩洗顔後にこれをたっぷり顔に塗って、湯船に10分くらい浸かり、マッサージしながら落とします。
と!!!お風呂から出たら、顔が全然赤くない!ニキビや小さいニキビ等による赤い色むらがない!!!
毎晩やると最終日にはツルツルで赤みのない、あたかも健康な肌に…!!!
ちなみに生理前のどうしようもないニキビにも効きます。
開けたら2週間で使い切りだったかな?なので、2〜3日に1回使うのも良いですし、日常ならそれでちょうどいいと思います。
が、4日間集中ケアが一番効果があります!
なので、推しとの!接触があるオタクは!集中ケアが一番おすすめ!!!
あと私でも夏以外に使ったらちょっと強いかも…と思うので、肌がちょっと弱いかも、という方は下記の人魚姫を試してみて、足りないようならこちらにする方がいいと思います。
ちなみに、LUSHを利用している方はご存知かと思いますが、洗顔料等が入っている、あの黒い容器を5つ集めると、フレッシュフェイスマスクシリーズのどれか1つと交換できます。なので私は基本容器を貯めておいて、接触の前に交換させて頂いています。
メリット:ニキビやニキビによる赤み・色むらを抑えてくれる、健康的な肌に整えてくれる
デメリット:元々の使用期限が短く、開封すると1〜2週間で使い切らないといけない、要冷蔵保管
LUSH フレッシュフェイスマスク BB seaweed(人魚姫)
推しとの接触の前に使うスペシャルケア、乾燥してる時期バージョン。こちらは10月くらい〜4月ごろの、乾燥している時期に使います。
使用方法、効果は上記の「ベリーお元気?」とほぼ同じ。夏に使ってもがっつりさっぱりとする「ベリーお元気?」に比べ、ややマイルドで、その差は何かというと、ミネラル等潤いがしっかり含まれていることです。
なので、乾燥の気になる時期はこちら。先述した通り、肌が弱いかもという方や、LUSHが初めての方は、こっちから使ってみる方がおすすめです。
メリット:ニキビやニキビによる赤み・色むらを抑えてくれる、健康的な肌に整えてくれる、乾燥を防ぐ
デメリット:元々の使用期限が短く、開封すると1〜2週間で使い切らないといけない、要冷蔵保管
スキンケアのステップ
それでは、おすすめアイテムを使用したスキンケアのステップをご紹介します。
一応色々調べはしましたが、美容家ではないので、間違っている可能性もあります。
申し訳ないですが、鵜呑みにはせず、疑問のあるところは各自おググりください。
ステップ1:クレンジング
→マイルドメイクアップリムーバーをよく振り、コットンに取って、アイメイクとリップを落とします。落とし方は、瞼を伏せた上からコットンを暫く当てて馴染ませてから、揉み込むようにしてマスカラ等を溶かします。
NG:ごしごし擦らないようにする。コットンは当てたら殆ど動かしません。
→ローズヒップオイルを500円玉くらい手に取って両手に馴染ませ、顔に広げていきます。顔全体をマッサージするようによく馴染ませたら、濡らして絞ったコットンで拭き取ります。
NG:手を上下に動かさないようにする。特に鼻周りの毛穴は上から下に向かっているため、毛穴が詰まりやすくなります。横方向に動かしましょう。
ステップ2:洗顔
→夜の場合:顔を濡らし、LUSHの洗顔料を適量とり、お湯を混ぜてペーストをゆるくしていきます。顔に乗せても摩擦が気にならなさそうな程度までゆるくしたら、顔に伸ばし、顔全体をマッサージするように優しく洗います。最後にぬるめのお湯でしっかりとすすぎます。
NG:ごしごし擦らない。力を入れない。手を上下に動かさない。
→朝の場合:顔を濡らし、ロゼットの洗顔料を5ミリ程度取り、水を含ませた泡だてネットでよく泡だてます。泡を手のひらに絞り出したら、手が触れないように、泡で優しく泡います。最後にぬるめのお湯でしっかりすすぎます。
NG:ごしごし擦らない。力を入れない。手を上下に動かさない。泡を潰さない。手が直接顔に触れないようにする。手が触れるようだと力加減が強く、摩擦が起きてよくありません。
ステップ2-2:パワーマスク
→顔全体が緑色になるまで、パワーマスクを塗り広げます。そのまま10〜15分放置し、両手で優しくマッサージしてからぬるま湯でしっかりとすすぎます。放置している間に湯船に浸かったりする等、お風呂の中で使用してOK。
NG:ごしごし擦らない。
ステップ2-3:フレッシュフェイスマスク
→開封した時の量の4分の1を顔全体に塗り広げます。そのまま10〜15分放置し、両手で優しくマッサージしてからぬるま湯でしっかりとすすぎます。放置している間に湯船に浸かるのがおすすめ。
NG:ごしごし擦らない。使う直前まで冷蔵庫に入れ、使用中は浴室内に放置しない。使い終わったら冷蔵庫に戻す。
ステップ2-4:レアアースマスク
→湯上りの汗が引いたら、顔全体が真っ白になるように塗り広げます。そのまま15分放置し、ぬるま湯でしっかりとすすぎ落とします。
NG:顔が熱くなっても我慢する。すすぐ時に擦りすぎない。すすぎ残しがないように気をつける。
ステップ3:化粧水
→まずは導入液を50円玉くらい取って顔に伸ばします。次に、ハトムギ化粧水を手に多めに取り、顔全体に伸ばしていきます。ハトムギ化粧水は5〜10回くらい、肌がひんやりするまで繰り返し塗ります。パッティングもOK。フェイスライン、顎や首も忘れずに。
NG:ごしごし擦らない。
→敏感肌用薬用美白化粧水を500円玉くらい取り、夜ならそこにローズヒップオイルを5〜7滴、朝ならホホバオイルを3滴入れ、よく混ぜてから顔に伸ばします。フェイスライン、顎や首も忘れずに。
NG:ごしごし擦らない。目の周りには塗らない。
ステップ3-2:フェイスパック
→市販の、手持ちの化粧水で行うタイプのシートマスクにハトムギ化粧水を染み込ませ、顔に乗せます。10〜15分放置し、外します。
NG:ハトムギ化粧水と美白化粧水の間にやる。美白化粧水を塗る際、オイルを混ぜるため、その後に水分は入りにくいため。
ステップ4:美容液
→敏感肌用薬用美容液をワンプッシュ取り、顔全体に伸ばし、よく馴染ませます。フェイスライン、顎や首も忘れずに。
NG:ごしごし擦らない。目の周りには塗らない。
ステップ5:保湿ジェル
→ハトムギ保湿ジェルを10円玉より気持ち多めに取り、顔全体に伸ばし、よく馴染ませます。フェイスライン、顎や首も忘れずに。
NG:ごしごし擦らない。
※ステップ2-2〜4、3-2は、スペシャルケアをする時に組み込むタイミングです。必要ない時は飛ばしてください。
以上が、2ヶ月間徹底検証した、大人のニキビ肌のためのスキンケア実録でした!
今回足したのは、導入液、美白化粧水、美白乳液、オイル2種、レアアースマスク。
それ以外のアイテムは前から使用しています。
これらを導入する前は、保湿にワセリンやらニベア青缶やら使ってたんですが、全くいらなくなりました。ていうか今考えたら私の肌にワセリンやニベアはないな。
今年の初め頃に推しとのチェキ会があった時は、人魚姫で集中ケアして普段よりましな肌になっていても、数カ所にニキビがありました。
が、これらを導入してみたら、その集中ケアした時の肌より、もっともっと綺麗になりました。ビタミンCってすごい。
その分手間は増えたけど…。年齢には抗えないですね…。
ご紹介したのは比較的安価かつ入手しやすいアイテムばかりだと思います。
美容に詳い方は「知ってるし、もっといいアイテムあるよ!」と思われるかもしれません。
が、私は俳優さんのオタク。推しにつぎ込んでいて、割けるお金に限りのあるオタク。だがしかし、きちんと身なりを整えたいし、推しの前では最低限、人間になりたいオタク。
なので、比較安価か入手しやすいアイテムを試し、ご紹介しました。
あと、スキンケアはとても大事ですが、同じくらい生活習慣とお医者様も大事です。
このスキンケアをしてると、多少疲れたりしてもニキビがすぐできることはないし、できてもおおごとになることはそうそうないですが、それに甘えて不規則な生活をしていては治るものも治りません。
ニキビを撲滅するための生活習慣として、
・ジャンクフードは控える
・外食や出来合いはなるべく避け、調理の際はサラダ油ではなくオリーブオイルかごま油を使う
・適度な運動をして老廃物を外に出す
・基本的には22時〜遅くとも0時までに就寝する
・なるべくオールや徹夜等は避ける
この辺りをおさえておくと、悪化しにくくなります。
あと、人によっては、小麦が合わないことがあります。私は全盛期がそうで、小麦を一切絶ったら症状がましになりました。
それから、お医者様にきちんとかかりましょう。私も今でもかかっています。
もらっているのは塗り薬のデュアックと、飲み薬のミノサイクリン。デュアックは比較的新しい薬ですが、めちゃくちゃ効きます。
本来はニキビ跡を治すためにアダパレンも併用する(前はしていた)のですが、私のニキビがあまりにも広範囲にできるので、デュアックをスポット使いじゃなく顔全体に塗り、アダパレンはお休み、という方向で今は治療中です。
大人ニキビ、思春期より恥ずかしいし、どうにかしたいのに治らないし…で詰むので、少しでもお役に立てれば!
目指せ大人ニキビ撲滅!同士たち、頑張りましょう!
お読み頂きありがとうございましたー!